上品だけど、強い印象を残せるドレスにするにはどうしたらいいのでしょうか?公美子先生の現役時代のドレスのこだわりは?(舞子さん 女性48・ 踏暦8年)
私は現役時代、セグエの衣装も含めると年間15着ほどのドレスを作っていました。
いつも、デザイナーの方と相談し、色、デザイン、を固めて作っていたのですが、多くの場合、踊る会場でどう見えるか、という事にとても重点を置いていました。
例えばブラックプールの会場はとても暗く、そして広いので、自分にだけスポットライトが当たっているようなイメージの色や、デザインにしていました。
又、後楽園ホールのような会場では、淡い色ですと、汚れて見えてしまうので、割とはっきりとした色を選んでいました。
ブルー系の色は個人的には好きな色なのですが、顔色が悪く、沈んで見えるので、あまり選びませんでした。
ただ、大きな大会の決勝等ですと、スポットライトがとても強く入るので、石をたくさんつけてもらい、ブルー系のドレスを着た事もあります。
又、ショーで使うドレスなども、ホテルのスポットライトの中で踊る事が多いので逆に試合では着ない、淡い難しい色にもトライをしました。
ドレスの色は、とても照明に左右されるのです。
私達はこのように年に何着も作りましたのであまり参考にならないかもしれませんが、自分の大切な競技会が行われる会場の雰囲気やパートナーの雰囲気なども考慮してドレスの色・デザインなどを決めていかなければなりませんね。
何百枚も作った中で、私の中でお気に入りのベスト3のドレス

初めてブラックプールで準決勝に入った時のドレス。白と薄いイエローを基調にしたドレスにスパンコールがちりばめられてます。踊り終わったあと、山口さんが泣いていたのが忘れられません。

このドレスを着て3次予選からフロアに出ていった時、ジャッジもお客様も皆が注目したのを実感しました。光沢のあるリボンのようなケープが特徴です。正直言って踊りの調子は今ひとつだったのに、このドレスを着たとたん調子がみるみる良くなり、この年もブラックプールで準決勝に入れました。私の中でのベストドレスです。

第1回統一全日本の予選で着ました。鮮やかなブルーに赤のアクセントが効いています。とにかくハツラツと踊れました。元気をもらったドレスです。
(檜山公美子)