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第20回 “ナチュラル・ターン”は、なぜ“ライト・ターン”と呼ばないで“ナチュラル・ターン”なのか?後半

(右回りをライト・ターンではなく“ナチュラル・ターン”と呼ぶ真意は何か?)

【Naturalの意味】

その昔、ダンスは前後への動きだけで踊られていたそうです。やがて、剣を下げた騎士もダンスに参加するようになると、この剣が邪魔になります。一般的に右利きの人が多いので、剣は左側に装着することになりますが、これを避けて組むとなると必然的に右ズレに組むことになります。

実は、この“右ズレ”の組み方こそが「ナチュラル・ターン」というネーミングの根本的な要因となっているのです。というのは、右ズレに組んだ二人が互いに前進しようとすれば、右に曲がっていくのが必然だからです。直進することはできません。

エッ?『ダンスで二人が同時に前進することはない』って!確かに、自分が前進なら相手は後退です。その場合であっても、右ズレの組み方というのは自然に右へのカーブを作るものなのです。それは、右側にいるパートナーが抵抗となって左右のバランスが崩れるからです。

つまり、右ズレに組んで前進すれば、自然に右へのターンが起きるのです。ですからこれを自然なターンという意味で「ナチュラル・ターン」と呼び、あえて「ライト・ターン」とはいわないわけです。これで、やっとネーミングの件がスッキリしましたね。でも、実はそんなことはどうでもいいのです。

重要なことは、この“Natural”というネーミングが意味するところをきちんと理解できているかどうかなのです。つまり「ナチュラル・ターン」の“本質”の理解です。

では、その“本質”って一体なんでしょう?それは、まず“前進”することが大前提にあるということなのです。「ナチュラル・ターン」とは、最初に直進的な移動があって、その後に回転があるのです。先に“直進”があるからこそ、その結果としての“回転”があるのです。この優先順位がとても大切です。〔移動➡回転〕これが「ナチュラル・ターン」の本質です。

ところが、この“Natural”が意味するところの本質を理解せず、単に右にターンするのが「ナチュラル・ターン」であると思い込んでいる方が非常に多いのです。でもそれは、仕方のないことです。だって「ナチュラル・ターン」とは「右へターンするステップ」としか教わっていないのですから。

移動の見えない回転を優先した踊りは、ワルツに限らずダイナミックさに欠けるこじんまりたものにしかなりません。しかし、技術的にはこの方がはるかに易しいので、その意味でもこうなってしまうのは仕方ないのかもしれませんね。

今日からは、“Natural”という言葉の真の意味を理解して、本物の「ナチュラル・ターン」にトライしてみて下さい。まずは“直線的な移動”です。その後に、右ズレによって起こる“自然な回転”が来るのです。決して、最初からの“意図的な回転”ではありません。

 注意:本文は、ライターの経験やアイデアを基に記述していますので、必ずしもテキスト等と一致するものではありません。

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プロフィール

  • 金沢 正太

    1953年東京産。 O型の親分肌で、やや鮫肌。ギャグ大好き。社会人競技ダンス研究会主宰。ダンス書籍(海外翻訳)出版多数

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