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第23回 同じステップを踊っているのに、スピードやパワーが違って見えるのはなぜなの?後半

スピンターンやチェイスなどは誰もが踊るポピュラーなステップですが、踊り手によってそのスピード感が全然違って見えるのはどうしてなのでしょうか?そう見えるだけで、実際は同じなのでしょうか?

【同じ条件なのに、なぜ】
同一フロアー、同一テンポ、同一ステップ、同一体力、同一レベル、同一価格の靴?で踊っているのに“スピード”が違うって、どういうこと?その秘密は一体どこにあるのでしょうか?ズバリ、その差を生む秘密は“スイングバイ”の活用の有無にあるのです。“スイングバイ”!なんじゃい、ソリャ?ですよね。

【スイングバイって?】
“スイングバイ”とは、天体の重力を利用して宇宙船の軌道や速度を変更する方法のことです。そう、それは宇宙空間における実にスケールの大きな話なのです。宇宙探査機が天体の近くを通ると、天体の重力の影響で軌道が変わります。このとき、天体と宇宙探査機の間では運動量保存の法則に基づいて運動量の交換も行われます。そのため、うまく軌道を選ぶと探査機は軌道の微調整だけで大幅な運動量の獲得(または喪失)と軌道修正を行うことができるのです。 つまり、最小限のエネルギーで加速や減速ができるのです。

【ダンスにおけるスイングバイ】
この“スイングバイ”を、スピンに当てはめて考えてみましょう。後退する人が地球で、前進する人が宇宙探査機と仮定します。探査機(前進)は、地球(後退)の重力に引っ張られて加速し、その横を通過した時点でスピードはマックスに達します。このとき、重要なことが二つあります。
まずは、最も適正な方向に向かうことです。地球に衝突してしまったら全て終わりですが、近すぎても遠すぎてもスイングバイが効きません。よってスピンにおいては、相手の「右上腕の中心からやや肘より」に向かいます。これが、最も効率的にスイングバイ効果が発生する方向です。
そしてもう一つ重要なことは、探査機と地球の役割を1歩毎に入れ替えるということなのです。つまり、1歩毎に前進と後退が入れ替わり、相互にスイングバイを使って加速していくのです。ここで床と空気の摩擦抵抗よりもスイングバイパワーの方が大きければ、スピードは無限に増加していく理屈になります。

【後退がスイングバイを作る】
ここで最も大切なポイントは、後退する人がスイングバイのパワーを作るということなのです。前進がどんなに頑張っても、後退が引いてくれなければパワーは生まれません。つまり、加速とは“後退”が如何に引っ張るかなのです。引っ張られて前進は加速し、直後にそれが後退に転じてさらに引きます。この繰り返しが、無限の加速になるわけです。
つまり、スピンにおけるスピードの違いは、このスイングバイをどれだけ上手く使えるかに懸かっているわけです。これはスピンだけに限りませんし、男女の違いにも関係ありません。関係するのは、前進か後退かの役割分担だけなのです。

注意:本文は、ライターの経験やアイデアを基に記述していますので、必ずしもテキスト等と一致するものではありません。
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プロフィール

  • 金沢 正太

    1953年東京産。 O型の親分肌で、やや鮫肌。ギャグ大好き。社会人競技ダンス研究会主宰。ダンス書籍(海外翻訳)出版多数

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