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ルンバのリード&フォローは、どうあるべきなのでしょうか?検証そのⅡ(男性NG編)-後半-

【《2》の切り返しで男性の何がNGなのか?】

ファンポジションから、女性が「機械的な切り返し」をてしまうのも、基本的に男性の責任です。男性は、コネクションの変化を理解し、それをしっかり伝えることで女性の切り返しをリードしなければなりません。

まずファンに開く直前の《3》では、真正面ではありませんが向き合う形になります。ここではプラス(+)リードを作り、互いのウエイトを感じます。(女性は、ここで引きやすいので要注意です。)

その“押し”によってファンへ開きます。次の瞬間、《4・1》で今度はマイナス(ー)リードにより“引き合い”を作ります。ファンポジションのまま、一瞬の“硬直状態”です。そこから、《2》の前半でこのマイナス・コネクションを瞬間ゼロに戻すと、女性にとってはストッパーが外された様に右脚が引き寄せられます。しかし、直後にはまた“引き”(ー)マイナス・コネクションが入るので、女性は脚を揃える以上の後退はできずに、その場での踏み変えになるわけです。これが「切り返し」のメカニズムです。

《3》ではそのままマイナス・コネクションが継続するので、女性はそのリードに従って前進てきます。

つまり、男性のリード・コネクションの変化は、次の様になります。

〚 《3》(+) ➡ 《4・1》ファンポジション(ー) ➡ 《2前半》切り返し(±) ➡ 《2後半》(ー) 〛

【リード全般において男性の何がNGなのか?】

ペアダンスにおいて男性は、管理職です。つまり、ステップの選択、方向、大きさ、回転量、スピード、タイミングの全てを男性が決定し、管理することでペアとしてのダンスを構築していくわけです。

さらに、二人の距離の変化、ポジションの変化なども重要で、これらをトータルでコントロールすることができて、はじめて一人前の“管理職”といえるわけです。

女性が勝手に動いてしまう原因は、まずそういう認識を女性が持ち合わせていないことにあります。しかしそれ以前に、管理職である男性が真っ当な仕事をしてこなかったからこそ、女性がそうなってしまったわけです。非管理職の男性と踊ると、何をしたいのか女性には全く分からないそうです。でも動かないわけにはいかないので、仕方なく女性は「多分これだろう」と想像力を働かせて動くわけです。その結果が「勝手に動く女性」を育成しているのです。 なので男性には、まず①「自分が管理職であることの自覚をしっかり持つ」ことが重要です。その上で②女性を迷わせない明確なリードをすることが必要です(女性が眠っていても、そうなってしまう程にハッキリしたリード)。そのリードを、③事前に予告してあげなければなりません。男性には、この①②③が不可欠であり一つでも欠ければNGなのです。

【具体的なコネクションにおいて男性の何がNGなのか?】

「リードとは何か?」の問に「手を使って女性を押したり引いたりすること」と答える男性は、案外少ないと思います。「手で押したり引いたりすることは、決してリードの本質ではない」ということを知っている男性は、割合多いのです。だからといって、正しいやり方を知っているわけでもありません。(全ての男性が正しかったら、全自動の女性はいないわけですから。)

結局、何となく手を使うような使わないような、押すような押さないような中途半端なリードにしかならないので女性には伝わらないのです。じゃ強めにリードのすればいいのかというと、それも違います。(手で振り回されるよりは、弱い方がましでしょうけど!) 弱いとか強いとか、手のコネクションだけで発想していては、本当の意味での正しいリードはできません。

【リードには、どのような思いが必要なのか?】

押すでもなければ、引くでもない。まして、振り回すなんて言語道断!では一体男性は、どの様な思いでリードを心掛けるべきなのでしょうか?それは、全身から醸し出される“Give”の精神によるリードです。つまり、押し引きの物理的パワーで動かすのではなく、動作の源泉を“与える”思いで女性に動いていただくのです。まず根底に、そういう思いが重要です。観念的にはそういうことなのですが、具体的には例えば視覚障害の方を道案内する様な思いです。決して唐突ではなく、あくまでもソフトに丁寧にです。

【理想のリードとは?】

ルンバのリードの問題は、一義的にはコネクションをどの様に作るべきかという点にあります。それは“Giveの精神”でということなのですが、リードというのはコネクションだけでするわけではありません。両手、両足、両指、目線、身体の全パーツを総動員したリードが重要なのです。これがリードの本質で、コネクションはその補助と考えるべきです。全身総動員のシェイプによるリードで概要を伝え、細かい動きやタイミングはコネクションによって指示します。その意味でシェイピングとコネクションは、相互に補完し合って理想のリードを可能にします。これで、世の中の“全自動ルンバ”は掃除機だけになるはずです。

注意:本文は、ライターの経験やアイデアを基に記述していますので、必ずしもテキスト等と一致するものではありません。このような考え方や方法もあるという一つの提案として、参考にしていただければ幸いです。

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プロフィール

  • 金沢 正太

    1953年東京産。 O型の親分肌で、やや鮫肌。ギャグ大好き。社会人競技ダンス研究会主宰。ダンス書籍(海外翻訳)出版多数

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