毎年秋に行なわれていたJBDF全日本選手権だが、今年はWDC世界選手権の日本開催の関係で日程変更。世界選手権併催の日本インターと入れ替える形で2025年6月14・15日に行なわれる。日本最大のプロ団体であるJBDFの団体チャンピオンを決めるこの試合は、毎年開催地が異なるのも特徴だが、今年は東部連盟主管で会場は有明コロシアムとなった。近年、日本インターで使用されている会場で、交通至便、巨大なすり鉢状の座席はどこからでもフロアが見やすい良会場だ。

今大会、開催前から波乱の予感は、なんといっても昨年のチャンピオンがいないこと。ボールルームは廣島・石渡組が昨秋の統一全日本戦後にカップル解消。ラテンは連覇中の野村・山﨑組が同時期に行なわれる海外大会への出場を選択。この結果、今大会はBL両部門で新チャンピオンが誕生する大会となった。こうなると優勝を狙う選手たちの意気込みも一層のものがあるだろう。

 

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ボールルーム部門優勝候補筆頭は
福田裕一・エリザベスグレイ組

ボールルーム部門の優勝候補筆頭は、福田裕一・エリザベスグレイ組。昨秋に統一全日本チャンピオンとなり、今年のスーパージャパンカップでも優勝。海外での戦績も他の日本ペアより常に上を行き、今大会も死角は見当たらない。

 

 

 

 

 

 

だが、その福田組に食らいつきたいのが、昨年3位の金野哲也・井之口香織組。この数年でぐんぐんと順位を上げ、ついには世界選手権の日本代表選手となった。その成長曲線が福田組を捉える可能性もあるということ。

 

 

 

 

 

 

また、昨年4位の小林恒路・赤沼美帆組、5位の島田寛隆・村松明香組（西部）、6 位の大西亘・ちかる組（北海道）も含め現在のファイナリストは皆世代が近く、そうした点でも優勝争いはもとより、順位争いも白熱しそうだ。

 

そんな中、八谷・皆川組、アングル・菊田組ら昨年セミファイナルからの若手の台頭も期待したい。

 

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ラテンの優勝争いはさらに激しいものに…

 

昨年2位の竹内大夢・中島由貴組と同3位の八谷和樹・皆川円組は大会ごとに順位が入れ変わる拮抗状態。その争いの構図のまま、勝った方がチャンピオンとなるこの一戦にこれまで以上の闘志を燃やして臨むだろう。また昨年4位の鈴木佑哉・原田彩華組もJCFユニバーサルGP では竹内組と熾烈な優勝争いを見せた。全日本ラテンチャンピオンの座を巡る戦いに大いに注目したい。

 

 

 

 

 

今大会は有料ライブ配信も行なわれることになり、ファンにとってはうれしいところ。だが、もしまだ観戦を迷っている人はぜひ会場に足を運んでいただきたい。生の興奮が味わえる競技会となるはずだ。チケットは好評発売中。

 

6/14-15 は有明コロシアムへ！

 

 

※大会チケットの詳細はHPをご参照ください。

https://jbdf-ejd.gr.jp/news/competitions/