関西初「4スタンス理論体験会」[関西TOPICS]
6月8日(日)、大阪市中央区上本町にあるスタジオアルル上本町において、関西初の社交ダンスダンサーを対象とする「4スタンス理論体験会in関西」が開催された。4スタンス理論とは、骨格や筋肉の付き方、重心位置など身体の構造の違いによりそれぞれが自然で無理のない最適な身体の使い方を見つけることができ、その身体特性が4つのタイプに分けられるというもの。
タイプに合った動きをすることで、パフォーマンスの向上が見られるだけでなく、身体への負担を軽減し怪我のリスクを減らすことができるということから様々なスポーツで活かされ、特に野球、ゴルフ、テニス、サッカーといった、身体の動きが重要となるスポーツで効果を発揮することが知られているが、社交ダンスの世界ではまだマイナーな存在。
そんな4スタンス理論の体験会を開催したのが福本ともえ先生。「個人的に4スタンス理論に興味を持ち、YouTubeで動画を見て自己診断などしていましたが、何か納得できずにいたときに、掲示してあった小走真治先生の紹介ポスターの中に4スタンス理論、レッシュ理論を活用するためのレッシュトレーナー資格保有者という文字を見つけ、早速に先生を訪ねて4スタンスの診断をしていただきました。結果、自己診断が違っていたことがわかり、その他いろいろなことを教えていただき、とても勉強になりました。その経験から、パフォーマンスの向上につながる4スタンス理論を正式なトレーナーのもとで競技選手仲間に体験してほしい、と思い体験会を企画しました」と開催の経緯を話す福本ともえ先生。
そして、体験会の講師はもちろん、関西唯一のレッシュマスター級トレーナー資格を保有するダンス教師、小走真治先生。自身も4スタンス理論に救われた一人だと言い「ダンスを始めてもう26年になりますが、プロ競技選手として活動を始めた頃、レッスンや練習で無理な動きを強いて、数年で腰、膝、最後は首まで痛め、ダンスが踊れなくなってしまいました。競技から離れ療養の日々を送っていたある日、テレビで “人の身体の使い方は一種類じゃない” “自分に合わない使い方をしているから身体を痛める”という話を聞いて衝撃を受けました。それが、私の4スタンス理論との出会いです。
その後、講習会に何度も行き活動を続けているうちに、気が付いたら首も膝も腰も回復していてダンスにも復帰。今ではすっかり元気になり、楽しくダンスを踊れています。あの頃の私のように“頑張っているのに結果が出ない” “一生懸命やっているのになぜコーチの言う通りに身体が動かないのだろう”という方はたくさんいると思いますので、今日のように4スタンス理論を皆さんと共有できることは本当に嬉しく思います」と話してくれた。
「4スタンス理論は自身のタイプを正確に知ることから始まりますので、今回は先生に診断をしてもらうことを中心に体験会を進めました。活用方法などはたくさんありますので、皆さんのご要望があれば、この体験会を継続して開催していきます。次回も皆さん是非ご参加ください」と締めくくった福本ともえ先生。
参加者全員が自身の身体としっかり向き合うことができた関西初の「4スタンス理論体験会」であった。