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ダンスビュウ2024年1月号 特別付録DVDのご紹介

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まもなく発売となるダンスビュウ2024年1月号(11月27日[月]発売)で、元統一全日本ボールルームチャンピオンの庄司浩太・庄司名美組が講師を務めます(最多9回目)。

女性ダンサーの美意識の視点からワルツの基本とポピュラーなステップをレクチャーします。豊富な実演とウイットに富んだ話術もお楽しみください。

 

今月の講師は、庄司浩太・庄司名美先生です。本誌DVDでは「反対の力」「女子力アップ大作戦」「王者のモダン」の他、「王道シリーズ」タンゴ・スロー・ワルツの各編(2019年~2022年)など、過去に8回ご出演をしていただきました。今回のテーマは“女性の美意識”。女性ダンサーの視点から、女性自身を美しく見せるための技術と、男性を引き立てる方法など、複数のトピックを収録しています。

男女のステップが異なり、動きの自由度の高いラテンダンスに比べ、二人が組んで踊るスタンダードダンスでは、女性の動きには制約があると思います。その中で(または制約があればこそ)どうやって美を表現するかということが、ダンス愛好家の関心事になってくるかと思います。それに対して庄司先生「女性は花、男性は花瓶」という比喩(ヒント)を投げかけ、花である役者(名美先生)と演出家(庄司先生)の対話を通じ、主に女性の表現方法を実演、解説されています。

具体的な技術や表現方法、身体作りのノウハウについてはレッスン映像をご覧いただければと思います。筆者が一番興味深く観たのは、最後のスペシャルトーク(庄司先生と名美先生の対談)「美コンシャスのすすめ」です。愛好家から寄せられた質問に答えるという形式で、“ダンスを学ぶとは、どういう行為なのか”という主題が設定されます。学ぶという行為の根本にあるのは、心を白紙にして受け容れる素直さと、他者への敬意だという考えをベースに対話が展開していきます。事に臨むとき、自分の先入観や物差しをいったん放棄して、相手の考えを受け容れることから“学ぶ”という行為が始まる。受け容れることの根底にあるのは、自分に対し未知の世界を示してくれる他者への“敬意“である。敬意という心性をベースにした、他者がもたらす未知なることへの開放性が学び手の変容を促す、という語りです。

学ぶということは、知識の量的な増大ではなく、結果として学び手の変容を促す営為なんですよ、たぶん。

これは、とても深い話ですね。

お二人のトークの中では「上達」という言葉は出てきませんが、筆者は対談を観ながら、ダンス以外にも当てはまる優れた上達論だと思いました。師匠とはどういう存在か、信じることは何をもたらすのか、指南とは何か、そして自分とパートナーはどのように並走していくのか…等々。ダンスという深い井戸から汲み上げた、上達への階梯を望見する内容です。

折に触れ、ご覧ください、ぜひ。

■2024年1月号特別付録DVD内容のご紹介

(文・ダンスビュウDVD制作担当)

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