新潟県妙高市のアートイベントで出演者を全国から公募(公演日7/26)
越智雄磨さん(東京都立大学准教授/舞台芸術研究、身体論)とダンスの魅力に迫るイベント「MYOKO SKOOL」。
シリーズ9年目の今回は敷地理さん(振付家・ダンサー)を再び招聘。シニア愛好家や一般参加者らと一緒に、社交ダンスをモチーフとした新作のダンス パフォーマンスを制作します。特別なダンスの経験は必要ありません。未経験の方や初心者の方、久しぶりの方など、どなたでも奮ってご応募ください。
社交ダンスの先へ挑む
振付家・ダンサーの敷地理が今作では、妙高市またその周辺で社交ダンスを嗜む65歳以上の方を中心に、新作のダンスパフォーマンスを共同制作します。また同時にこの作品へ参加する全国からの公募の出演者も招きます。
作品は最終的にダンスパーティーの形式へと緩やかに変化し、作品の最後は観客も交えた社交ダンスパーティーへとシームレスに移行します。
■公募情報
創作期間
・リハーサル:2026年7月22日 (水) – 7月25日 (土) @新井ふれあい会館 ふれあいホール
・パフォーマンス:2026年7月26日 (日)15時~16時 @新井ふれあい会館 ふれあいホール
関連企画
ワークショップ『社交ダンスのための10の引用』
・日時:2026年7月24(金)15時30分~18時30分
・会場:新井ふれあい会館 ふれあいホール(新潟県妙高市上町9番1号)
・進行:敷地理 / shikichi re*、越智雄磨
・対象:作品参加者
申し込み・受付期間
2026年5月22日(金)~6月22日(月)17時まで
下記リンク先の専用受付フォーム(Google form )よりご応募ください。
https://forms.gle/fN2JZGEinez9Bubg6
応募資格 (a,b,c の 3 コースで募集)
a. シニア
・65 歳以上 (2026年1月1日時点) ・舞台経験不問、但し社交ダンスの経験をある方を優遇します。
・基本的に下記の全日程ご参加いただける方 (日程相談可)
2026年7月22日(水)13:00-15:00
2026年7月23日(木)13:00-15:00
2026年7月25日(土)14:30-17:30
2026年7月26日(日)12:00-16:00 / 公演日
b. 一般 ・舞台経験・年齢不問(未成年者は保護者の同意が必要です)
・下記の全日程ご参加いただける方 (日程相談可)
2026年7月24日(金)11:00-14:00 + 15:30-18:30 (関連企画ワークショップ)
2026年7月25日(土)10:00-13:00 + 14:30-17:30
2026年7月26日(日)12:00-16:00 / 公演日
c.演奏者
・ダンスパーティーで生演奏をしていただける方(ピアノを予定ですが他の楽器の相談も可)
・部分的にリハーサルにご参加いただける方 (日程相談可)
参加費
a,b,c共に3,000円 *妙高市における会場への交通費・宿泊費は各自でご負担ください。
募集人数
各コース若干名 ※応募者多数の場合、選考を行うことがございます。
募集に関するお問い合わせ先
公益財団法人妙高文化振興事業団/妙高市文化ホール
電話番号 0255-72-9411
所在地 〒944-0046 新潟県妙高市上町9番2号
創作へのコメント
今回は社交ダンスをモチーフに作品を作ってみたいと思います。新潟県妙高市は、日本の多くの他の地方都市と同じように高齢化した地域社会がありますが、そこには東京にはない輝いているものがたくさんあるように感じました。事前リサーチでは、地域の社交ダンスサークルのかたたちにお会いし、またダンスパーティーを見学させて頂きました。ダンスが生み出す喜びの形は多様ですが、その中の一つは一緒に踊ることであり、それは最も大きなものの一つと言えると思います。ペアになって一緒に音楽に合わせて親密に踊る。それは見せるためのダンスではなく、至近距離のコミュニケーションの上に共同で一時的に立ち上がる作品とは対極にある極めて私的なダンスだと思います。そしてこのパフォーマンスが不可避的に含む、老いていく身体、ジェンダーの強い規範、西洋中心主義の覇権的な美学、欧米からの近代化の波、鹿鳴館、高齢者の性愛、スポーツと芸術、といった多様なトピックをゆっくりと丁寧に扱っていこうと思います。今回はこのプロジェクトの最初の実験として、仮面舞踏会のような、そういったダンスパーティーとして収束していく作品にできたらと思っています。(敷地 理)
妙高市文化ホールで開催するダンスの魅力に迫る企画〈MYOKO SKOOL〉も今年で9回目を迎えます。今年は、2023年のMYOKO SKOOL vol.6に参加いただいたアーティスト敷地理さんを再びお招きし、シリーズ初となる「社交ダンス」をテーマにしたワークショップとショーイングを開催します。
「社交ダンス」と聞くと、明治時代の鹿鳴館や、周防正行監督の映画『Shall we ダンス?』を思い浮かべる方もいるかもしれません。かつては限られた人々の文化でもあった社交ダンスですが、現在では日本国内におよそ100万人の愛好者がいるとも言われています。ここ妙高市でも、社交ダンスサークルやダンスパーティーを通して、多くの方が「誰かと一緒に踊ること」に喜びを見出しています。
今回の企画では、既存の社交ダンスをそのまま再現するのではなく、「人と人が身体を通して関係を結ぶ」という、社交ダンスの根本的な魅力にあらためて目を向けます。
ペアで踊ること。相手の身体や呼吸、リズムを感じること。近い距離で関係を築くこと。
そこには、老いや親密さ、ジェンダー、近代化、西洋文化の受容など、現代を生きる私たちにつながる多様なテーマが潜んでいます。「社交ダンス」という古くからある文化を通して、私たちの未来の「社会」を考える機会にもなるのではないでしょうか。
ワークショップとショーイングを通して、ダンス経験の有無を問わず、多様な世代の方とともに、身体から「社交」について考える時間になればと思います。(越智雄磨)
プロフィール
敷地 理 / shikichi re*
振付家・ダンサー。コンテンポラリーダンスと現代美術の両分野で劇場や美術館・ギャラリーまたその他の公共空間や野外でパフォーマンスや展示を行う。その作品は私たちが当たり前のものとして捉える人間の身体そのものに問いを投げかけ、身体の自己所有という所与の概念に挑むところから始まる。匿名化する身体と奇妙な官能的緊張感を帯びた動きを探究し、自他の身体を識別するあらゆる方法をぼかしリミックスすることで、新しい身体観を提示する。東京藝術大学大学院またP.A.R.T.S (Performing Arts Research and Training Studio) ブリュッセル、ベルギー修了。主な受賞歴に横浜ダンスコレクションコンペティションⅠ若手振付家の為のフランス大使館賞、Forbus Japan U30 など。 https://linktr.ee/osamu_shikichi
越智雄磨(Yuma Ochi)
東京都立大学人文社会学部准教授(舞台芸術研究、身体論)。著書に『コンテンポラリー・ダンスの現在 ノン・ダンス以後の地平』(国書刊行会、2020年)、共著に『アンチ・ダンス 無為のコレオグラフィ』(水声社、2025年)、『多様性への冒険 高校生からの人文学入門』(創風社出版、2026年)などがある。
公演情報
パフォーマンス:『When it gets dark, your cheek comes closer, and the music slows down | 光が弱くなると、あなたの頬が近づき、音楽は速度を失い始める』
演出・振付:敷地理 / shikichi re*
企画・ドラマトゥルグ:越智雄磨
・日時:2026年7月26日(日)15時開演
・会場:新井ふれあい会館 ふれあいホール(妙高市文化ホール隣接)
〒944-0046 新潟県妙高市上町9-1
・入場料:500円(全席自由/当日券のみ) ※現場現金決済のみ。
・主催、お問い合わせ先:(公財)妙高文化振興事業団 TEL 0255-72-9411





