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ダンスビュウ2023年4月号 特別付録DVDのご紹介

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まもなく発売となるダンスビュウ2023年4月号(2月27日発売)で、特別付録DVDに収録のレッスンを務める講師は、統一全日本10ダンスファイナリストでJBDFスタンダードA級の三木真・鈴木善子先生です。ワルツの基礎を中心に男性と女性の動きを合わせるためのエクササイズの紹介とポピュラーなフィガーへの応用法を解説。リードとフォローのコツを学ぶ上で、たいへん有効なレッスンとなっています。

今月の講師は統一全日本10ダンスファイナリストの三木真・鈴木善子先生です。冒頭の挨拶にありますが、今回のレッスンは、クラバラダンススクールで行っているオンラインレッスンを元にしていて、それをダンスビュウのDVDとして公開するという経緯があります。

では、通常のDVDレッスンまたははYouTubeによるレッスン動画と、参加者が講師に対価を支払って参加するオンラインレッスンとは、何が違うのでしょうか?

映像だけみると、一見明確な違いはなさそうに見えますが、ひとつ違いがあると思います。
それは、講師がメッセージを送るときの意識と言葉の力です。

通常のDVDは不特定多数の方を対象としていて、技術的な解説は、講師の見解、あるいは一般論として展開されます。それが具体的かつ詳細な内容であったとしても、特定の誰かの為に発信し解説しているわけではありません。それに対して、オンラインレッスンというのは、やはり画面の向こうに参加者がいることを講師が明確に意識していることが特徴だと思います。たとえグループレッスンであったとしても、山田さんとか、石川さんとか、田中さんとか、個々の生徒さんが参加していて、その人のために、情報が伝わるように、実演し話しているということです。

今回の三木先生&鈴木先生のレッスンは、カメラの向こうにいる、○○さん、をかなり意識していたように感じました。言葉がこちらの身体を動かすように、伝わってくるのです。これは映像を編集しながら非常に感じたことです。

テーマは“二人の動きの合わせ方”。単にステップを合わせるだけでは、気持ちよく踊ることはできないでしょう。社交ダンスは、男女が呼吸を合わせ、身体の動きを同期させなければ本当に伝わる(受け取る)ことにはならない。そこで登場するのが「下くるくる」・「上くるくる」というツールです。下から上へ、上から下へ、半円を描くように手を回し、足の動きに同期させる技法です。前進する人は「下くるくる」、後退する人は「上くるくる」を頭に描いてステップする。すると動き出しの突然感やノイズがなくなり、スムーズに踊れる。

先生はこういうことを繰り返し実演され、丁寧に解説されていて、観た方は一緒に行なうと「あぁ、こういう感じでやるのか」と感じるはずです。

筆者は、直線ではなく円の中に身体を預け二人が循環するイメージかな、と推測しましたが、それにしても「下くるくる」・「上くるくる」という言葉は、耳に残りますね。

これは、一種の真言(マントラ)の様な効果があるのではないでしょうか。“下くるくる、上くるくる”と、口に出して唱えることで自我が抜け、うっすらと、だんだんと、動きが変容してくる(気がする)。声に出して音に身体を乗せ、シンプルな動作を繰り返す。そのような行為にハマり日常の習慣になったときに、上達の糸に導かれるのかもしれません。

最後のワルツのデモにもご注目ください。筆者は入れ替わりの妙技、回転の鮮やかさを感じました。もちろん「上くるくる・下くるくる」の動きがベースとして、見えざる部分に入っているはずですが、その技を超えたところでの流麗な舞。繰り返し見たい演技です。

■2023年4月号特別付録DVD内容のご紹介

(文・ダンスビュウDVD制作担当)

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