【連載】NANAKO’s Café「第4回ゲスト:石水ダンススタジオ 石水一明先生」
月刊ダンスビュウ
2025年12月号(10月27日発売)掲載

鴨生奈々子 かもう・ななこ
証券会社、広告代理店等の経験を活かし、不動産業界にて25年以上の経歴を持つ。取締役副社長を現在務める不動産会社の多角経営の一環として、個人で社交ダンススタジオをM&Aし社交ダンス業界を応援している。
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第4回「石水一明先生とダンス界の活性化を語る」
【今月のゲスト】
石水一明先生
関西外国語大学競技ダンス部より社交ダンスを始め、3年生の時に全日本学生選手権優勝。元JBDF西部総局プロスタンダードA級。香川県高松市、愛媛県新居浜市、松山市の3拠点にて「石水ダンススタジオ」を運営。ダンスウェアブランド「AMENOUZUME(アメノウズメ)」代表。「石水一明~日本で一番予約が取れない社交ダンス講師」を発信するYouTuberでもある。
https://www.youtube.com/@user-ishimizu

鴨生 本日は石水ダンススタジオの石水一明先生にお越しいただきました。石水先生はダンス界のYouTuberとしても有名で、この夏は先生のチャンネルで対談させていただきましたね。
石水 鴨生さんとダンス界全体への期待や課題についてお話できたのは、とても良い機会でした。
鴨生 改めておうかがいしますが、石水先生はダンス界が今後どのようになっていけばよいとお考えですか?
石水 YouTubeでも常に話していますが、ダンス界そのものは本当に素晴らしいと思います。ただ、一部にはまだ閉鎖的で古い体質も残っていて、社交ダンスの魅力を十分伝えきれていないことが残念だと感じています。僕らもビジネスとしてスタジオを経営していますが、その大前提は「お客様にとことん楽しんでもらうこと」です。こうしたサービス業としての発想がダンス界にはもっと必要です。
鴨生 わたしもスタジオを経営して知ったことですが、生徒さんを“弟子”のように扱って、少し厳しい対応をされる先生もいらっしゃいます。
石水 もちろん、それを望まれるお客様もいますので、一概には悪いとは言えません。ただ、それを不快に感じる方がいるのも事実です。
鴨生 私自身もレッスンを受けていますが、A級を目指しているわけではなく、ダンスをもっと楽しみたくて習っています。
石水 だからこそ、「お客様が何を求めていて、どんなレッスンなら満足されるか」を最優先に考える必要があります。残念ながら、一部では「どこのスタジオが良い悪い」「あのお客様を取った、取られた」みたいなことにエネルギーを使っていますが、今はそんな場合ではありません。

▲スタジオや団体の枠を越えて、「どうすればお客様に楽しんでもらえるか」だけを一緒に考えていきたいです(石水先生)。
鴨生 どの業界でも古い体質が残るところにはよくある話です。
石水 だからこそ、スタジオや団体の枠を越えて、「どうすればお客様に楽しんでもらえるか」だけを一緒に考えていくことが大切です。そうすることで、結果的にダンス界全体が活性化して、必然と個々の収益も上がるはずです。
鴨生 まさに「ビジネスの鉄則」ですね。先生は“日本一予約が取れない講師”と自ら標榜しているほど、顧客満足度の向上に徹していらっしゃいますね。
石水 わたしのスタジオで習ってくださっているお客様には、本当に感謝しかありません。実はYouTubeも、もともとはレッスン着の「アメノウズメ」の販促になればと思って始めたのです。でも、先生方やお客様から「こういう発信をしてほしい」と言われるうちに、ダンス界の課題にも切り込むチャンネルになってしまって(笑)。
鴨生 誰かが言わなければ何も変わりませんし、信頼されているお客様が多くいるからこそ、発信が“個人の利益のためだけじゃない”というのが伝わっているのだと思います。すでに集客の面でも結果を出されているわけですから、スタジオ経営されている他の先生方、石水先生の考え方ややり方を参考にしてほしいですね。
石水 僕なんてまだまだですが、これからも、ダンス界全体が盛り上がっていくことを願って、今後も発信し続けていきたいです。
鴨生 私も同じ考えです。ぜひ一緒に後押しさせてください。本日はありがとうございました。
◆バックナンバー◆
第1回ゲスト:ダンスZONEムラカミ 木下佳美先生
第2回ゲスト:AHMS Social Connection 須田雅美先生
第3回ゲスト:キャリアコンサルタント 福山真由美さん
第4回ゲスト:石水ダンススタジオ 石水一明先生


