【連載】NANAKO’s Café「第5回ゲスト:AHMS Social Connection 北條 明先生」
月刊ダンスビュウ
2026年3月号(1月27日発売)掲載

鴨生奈々子 かもう・ななこ
証券会社、広告代理店等の経験を活かし、不動産業界にて25年以上の経歴を持つ。取締役副社長を現在務める不動産会社の多角経営の一環として、個人で社交ダンススタジオをM&Aし社交ダンス業界を応援している。
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第5回「AHMS Social Connection北條 明先生と足裏の意識を語る」
【今月のゲスト】
北條 明先生
須田雅美先生とともに、元JBDFラテンアメリカンSA級で、元統一全日本および元JBDFラテンアメリカンのチャンピオンとして、1995年から日本インターナショナルダンス選手権を3連覇、1996年からは全日本セグエ選手権を7連覇するなど、数々の輝かしい成績を誇る。現在は須田雅美先生とともに、東京・蔵前のダンススクール「AHMS Social Connection」の代表を務めている。

鴨生 お時間を作っていただき、ありがとうございます。年齢を重ねていく中で、安全に社交ダンスを続けていくためのコツはありますか。
北條 道具選びとその使い方がとても大切ですね。道具というのは、ラテンで言えばラテンシューズのことですね。なぜなら、地面に唯一接している身体の部位に装着するものだからです。足にぴったり合ったシューズを使うことが大前提です。
鴨生 確かに、シューズは重要ですね。私は合う靴がなくて、オーダーで作るほどです。
北條 それはとても良いことだと思います。では、どこに立つと道具をうまく使えるのかという話ですが、ダンスは「母指球」を支点にし、かかとを床に軽く擦るようにして踊ります。しかし、日本人の骨格はダンスシューズに合いにくく、普段の姿勢のままではシューズの特性を活かしづらいのです。では、どうするべきか。そのために、2つの支点を設定する必要があります。それは、ヒップの位置と肩甲骨の下で、この2つの支点を高く保つことが重要です。私たちはこの動きを「カウンターローテーション」と呼んでいて、ここで重要になるのが「母指球」を中心とした足裏の意識です。鴨生さん、ちょっと立ってみてください。そして、少
し足を開いて、母指球に体重が乗っていることを意識しながら、右と左に体重移動してみてください。
鴨生 確かに、ただ右足・左足に体重を移すだけではなく、意識すると足裏の中でも左右があるのを感じますね。
北條 その次に、体重を乗せた足で、さらにかかとへ順番に重心を移していきます。母指球→小指球→かかと→反対側の足で同じことを繰り返してください。その際、カウンターローテーションの意識を忘れずに。
鴨生 これがキューバンロックになるのですね!
北條 はい、とても綺麗なキューバンロックになっていますよ! 私は踊るとき、常に足の裏のどこに体重が乗っているかを考えながら踊っています。
鴨生 踊りながらですか? 私は踊っているときに、足の裏のことを意識したことがないです(笑)。でもこれ、腿の内側がすごく意識されて、鍛えられる感じがします。実は私、開張足(足の指の付け根[中足骨]が扇状に横に広がってしまう状態)気味で、足裏の中指あたりにマメができやすいのです。
須田 明先生の足裏は、マメひとつなく、柔らかくてフニャフニャですよ。
鴨生 明先生ほどのダンサーで、何万時間も踊り込んでいるのに? 足の裏が柔らかいと、衝撃吸収が高く、地面を掴む感覚が鋭いと言いますよね。満遍なくスムーズに体重移動がされている証拠ですね! ダンスをするうえで最初に意識すべき、とても大切なアドバイスをありがとうございました。
◆バックナンバー◆
第1回ゲスト:ダンスZONEムラカミ 木下佳美先生
第2回ゲスト:AHMS Social Connection 須田雅美先生
第3回ゲスト:キャリアコンサルタント 福山真由美さん
第4回ゲスト:石水ダンススタジオ 石水一明先生
第5回ゲスト:AHMS Social Connection 北條 明先生



